事業紹介

伊藤忠マシンテクノスは、「繊維・不織布機械」「工作機械」「産業機械」「食品・医薬品機械」のトータルソリューションを提供する技術志向の機械専門商社で、国際的な事業展開を行っております。強みである技術力を活かし、伊藤忠グループのネットワークによる世界の最先端情報の活用によって、さらなる発展を目指しています。

繊維・不織布機械分野

繊維・不織布機械分野

繊維の用途は、天然繊維に加え、多様な高機能繊維が開発され、衣料分野にとどまらず、産業資材・医療・衛生・生活用資材・防災・安全・環境分野に至るまで、幅広い分野にわたっています。

当社では、機能性合繊紡糸・紡績・織布・ニット・さまざまな製法に応じた多彩な不織布の製造・染色・仕上げ加工・リサイクルまで、あらゆる繊維製品が出来上がるまでの全工程を幅広く取り扱い、お客様の要望に応じて、国内外の豊富な製品ラインアップの中から最適なものをご提案いたします。また、優秀な日本製繊維機械の海外輸出に大きく貢献しております。

レピア織機(Dornier社製/ドイツ)

飛行機の製造からスタートしたドルニエ社の製造する織機は、最先端技術とマイスター制度で培われた技術で完成された最高級の織機であり、全世界で現在稼働しています。ドルニエ社の織機で織られる自動車のエアバッグ基布・産業用フィルター・ガラス織物・カーボンやアラミド等の高機能繊維織物などは、全世界のトップ企業で採用され、産業資材分野においてドルニエ社の織機は必要不可欠となっております。その他最高級スーツ地、最高級ブランドのシルク織物、日本伝統織物の帯や着物にも採用されています。

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水流交絡装置(Truetzschler社製/ドイツ)

最新の不織布・紡績設備を製造し、業界を代表するトップメーカーです。紡績分野では衣服、産業資材等に使用される製糸、不織布分野では自動車用内装材や、衛生材料用途に使用されるフェイスマスク、除菌シート等、多様な製品用途に使用され、設備はご要望に応じて高速運転且つ大量生産が可能な設備を提供しています。長年の経験と実績から常に技術革新を続けており、最近ではIOT・AIを用いた生産管理も行っております。

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エアジェット織機(豊田自動織機/日本)

1926年に設立された豊田自動織機。創業者の豊田佐吉翁は当時の世界の繊維産業の常識を覆す自動織機を開発し、今日に至るまでその思想と信念は脈々と受け継がれています。
中でも、エアジェット織機は世界No.1シェア。伊藤忠マシンテクノスも共に世界中へ豊田自動織機ブランドをお届けしています。

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工作機械分野

工作機械分野

工作機械は、「機械を作る機械」の事で、別名「マザーマシン」とも呼ばれています。
例えば自動車は数万点もの部品から構成されていますが、この数万点の部品を作る機械が工作機械です。

当社では、国内外の先端技術を活用した工作機械を多数取り扱っており、自動車業界以外にも、航空機、半導体、精密業界など、様々な業界において取引を拡大しています。ビジネスフィールドも、新興国を中心に拡大しており、まさにグローバルに事業を展開しています。また、各種工作機械の販売はもちろん、周辺装置を含めたシステム全般の国内販売、輸出、輸入及びエンジニアリング・サービス業務までを幅広く行っています。

大型工作機械/舶用エンジンメーカー向け

舶用エンジンメーカー向けに大型工作機械を納入しています。大型タンカー用のエンジンでは、一つの部品で100トン近くになります。大きな機械では工作物を載せるテーブル寸法が6m×25m 積載重量が300トンにものぼります。

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リベット装置(Broetje社製/ドイツ)

航空機の外板(パネル)製造には、リベット接合技術が欠かせません。孔明け加工・リベットの挿入・カシメ作業までを一貫して行う為の装置をBroetje社は製造しております。近年、航空機の軽量化と同時に複合材も多く使用されるようになり、その関連装置の開発にも注力しています。

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産業機械分野

産業機械分野

産業機械は、製紙・建材関連機器、金属・フィルム・プラスチック・新素材加工機械、半導体・液晶関連装置、エレクトロニクス関連装置、石油・化学プラント機器、環境・リサイクル関連機器、二次電池関連機械など、多岐にわたります。
産業機械部門では、国内外の先端技術とエンジニアリング力をベースに、新しい発想とソリューションを提供しています。

フィルム延伸機(Bruckner社製/ドイツ)

世界のトップシェアを誇る二軸延伸フィルム機のリーディングカンパニーです。食品用途などに使用される汎用フィルム、ディスプレイ等の光学系フィルム、車載用の二次電池等、大量生産が可能な設備の提供から、次世代の技術に欠かせないフィルムの研究開発用途の設備まで、多くの経験と実績に裏付けされたBrückner Maschinenbau社の高度な技術とBrückner Servtec社のアフターセールスサービスが、更なる生産性の向上、新しいマーケットへの参入を実現いたします。

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フレキソ印刷機(UTECO社製/イタリア)

イタリア・ベローナに本社を置く世界各国で№1の販売実績を誇るUTECO社の高性能フレキソ印刷機です。国内では有機溶剤を使用するグラビア印刷機が食品・衛生用品包装等の分野で主流となっていますが、欧米では既に環境に優しい水性インクを使用するフレキソ印刷機が高いシェアを占めています。食品包装の残留溶剤、印刷工場の作業環境の問題で、今後国内でも溶剤を使用しないフレキソ印刷機が注目を集め拡がっていくと確信します。

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木質バイオマス焚ボイラ

工場の主要熱源、また発電用の蒸気ボイラは、一般的に重油、ガス、石炭など化石燃料を使用しますが、近年、化石燃料を使用することは二酸化炭素などの温室効果ガスが発生し環境負荷が大きいという点が問題視されています。木質バイオマスは、再生可能エネルギーの一種であり、二酸化炭素の増加なしで燃焼させることができます。木質バイオマス焚ボイラを使用しての熱源の確保また発電を提案することは、社会を循環型へと導き持続可能な社会の実現に向けて大きく貢献することになります。

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ポリマー検査装置(OCS社製/ドイツ)

Optical Control Systems社は、プラスチック材料に対する品質検査装置の開発・販売を行う専門メーカーです。
ペレット、パウダー、フィルムの外観・形状検査装置の他に、検査工程を一括でエンジニアリングするターンキーソリューションも提案しております。
生産ラインから材料サンプルを自動的に抜き取り、連続的に検査・選別を行うオンラインシステムを導入することで、検査の効率化・省人化、検査データの見える化を実現します。

連続式スクリーンチェンジャー・特殊押出機(Gneuss社製/ドイツ)

Gnuess社はプラスチック原料製造メーカーや成形品製造メーカーのニーズに対応した様々な連続式スクリーンチェンジャーを開発しています。
Gneuss特許のロータリーフィルトレーション技術は一定圧力&一定プロセスでの全自動システムを実現し、生産ラインを停止させる事なくスクリーン交換が可能です。その特徴を生かし、フィルム・シート・パイプ・チューブ・合成繊維の製造ライン/リサイクルライン、コンパウンドライン等、多様なアプリケーションに対応しております。
また昨今のSDGs関連において、高い脱揮効率を可能としたGneuss特殊押出機はPETボトルや食品容器等のリサイクル用途にも実績があり、スクリーンチェンジャーと共に今後、更に活用/採用の場が広がるものと確信しております。

二次電池関連装置

脱炭素社会の実現に向けて、世界では様々な挑戦と努力が現在行われています。
この全世界共通の目標に向けて、二次電池は電気自動車・定位置型蓄電池・その他多くの分野で重要な役割を果たす製品・技術として期待されています。
当社は電池分野における長年の実績及び経験を基にグローバルな営業展開を行っており、従来のリチウムイオン電池に加えて、全固体電池や燃料電池などの次世代電池も加えた、電池分野全般での装置及びトータルラインをご提案致します。

食品・医薬品機械分野

食品・医薬品機械分野

食品機械部門では、食品・医薬品分野で国内外の製造メーカー様に対して、輸入機械を中心に、高いエンジニアリング力を組合せた機械提案を提供しています。
また、部品の供給や専門の技術者によるアフターサービスの提供も充実しています。当社が扱う機械は多岐にわたり、例えば「生ビールろ過装置」「ポテトチップス製造機械」「玉ねぎ皮むき装置」「省人化自動装置」「ミネラルウォーター製造装置」などを多数扱っています。特に、「生ビールろ過装置」や、「ポテトチップス製造機械」は高い占有率を誇っています。

バイオ医薬品製造装置(ZETA社製/オーストリア)

バイオ医薬品の培養、精製、凍結、解凍、保管設備のトータルエンジニアリング。ステンレス製の堅固なシステムでリユースに対応しており、欧州大手医薬品メーカー様へも多数納入実績があり、コア技術の一つにスキッド技術があります。エンジニアリング段階からシステムをモジュール化して設計・製造し、各スキッドとして納品されます。その為、工場建屋の建設と並行して、システムの製造に着手ができ製造期間や据付期間の短縮に繋がります。バイオ医薬品、低分子医薬品、食品と幅広い製品に最適且つ高品質なラインをご提供致します。

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選別機(KEY社製/アメリカ)

食品の品質を保持するために、近赤外線レーザー及び高性能カラーカメラで高速画像処理し、果物、野菜、ナッツ、ドライフルーツ、フレッシュカット品、他から、不良品や異物を自動で除去する装置です。主にお菓子業界、冷凍食品業界で使用されており、例えばポテトチップスが製造されている大規模な製造工場では、人手で不良品、異物を取り除く事は困難なため、このような選別機が使用され、安全な食品を提供しています。

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技術・エンジニアリング分野

技術・エンジニアリング分野

技術・エンジニアリング機能を持ち、機械販売時の営業に対する技術サポート、エンジニアリング・設計業務、出荷前検査、各種ユーティリティー工事、 機械の据付け、試運転調整、操作指導、保守・メンテナンス用部品の供給、納入機器の点検・整備、トラブル処理など、基本計画からアフターサービスまで、顧客の要望を実現するために責任あるサポート体制を構築しております。

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品質方針

私たちは全ての顧客に喜んで戴ける商品を目指し、自信と誇りあふれる設備を提供し続けます。

当社の企業理念である「三方よし」に基づきISO9001規格で求められる要求事項に基づく品質マネジメントシステムを遵守し、有効性の継続的改善をもって品質の維持向上をはかり、顧客に喜んで戴ける設備を納入します。
我々は品質方針を達成するため、品質マネジメントシステムの構築及び実施並びにその有効性を継続的に改善し、以下のことを行う決意を表明する。

  1. 法令・規制要求事項の順守は当然のこととして、顧客要求事項を満たすことが如何に重要であるかの認識を、組織員全員に高める。
  2. 品質方針を定め、その品質方針に基づく品質目標を各部で設定し、品質目標の具体的枠組みとして下記項目を明確にし活動を展開する。

    1. 顧客満足度評価の向上
    2. 顧客クレームの低減

食品機械第二部門長  相 俊也

※プラントエンジニアリング医薬用液チームはISO9001:2015の認証を受け、品質の維持向上に努めております。

登録概要

審査・登録会社
株式会社日本環境認証機構(JACO)
登録証番号
QC14J0029(有効期限:2027年1月27日)
組織名称
伊藤忠マシンテクノス株式会社
  プラントエンジニアリング医薬用液チーム
登録範囲
医薬品製造設備の販売、エンジニアリング、メンテナンスサービス
ISO9001登録証